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SUNDAY LIBRARY

開沼 博・評『「声」とメディアの社会学』北出真紀恵・著

時代によるメディアの移り変わりと求められる「声」の変遷を分析する

◆『「声」とメディアの社会学 ラジオにおける女性アナウンサーの「声」をめぐって』北出真紀恵・著(晃洋書房/税別2800円)

 4年目に入ったラジオ番組での週1回のパーソナリティーの仕事をはじめ、放送メディアに定期的に出演している。その中でふと考えてしまうのは、この仕事は結局、誰に対してどんな価値を生み出しているのか、ということだ。ニュースを伝えるだけならアナウンサーが淡々と読めばいいし、むしろいまはスマートフォンのニュースアプリで見たほうが、自分の都合に応じて硬軟織り交ぜて読めるので効率が良い。娯楽を提供したいなら面白おかしく番組を作りこめばいいのだろうが、自分に求められていることも、あるいは、よく共演するお笑い芸人の方たちに求められているだろうことも、そこにとどまらない何かだ。もちろんスポンサーがいればスポンサーに喜ばれるようにという話なのだろうが、そのためにもまずは受け手が満足する良い番組を作ることが大前提だ。

 自分の中でとりあえず出ている一つの答えは、番組が、放課後の部室のような帰属欲求を満たしてくれる居場…

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