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心室中隔欠損、外出が不安=答える人・高橋幸宏副院長(榊原記念病院・小児心臓血管外科)

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高橋幸宏副院長 榊原記念病院 (小児心臓血管外科)
高橋幸宏副院長 榊原記念病院 (小児心臓血管外科)

 Q 心室中隔欠損、外出が不安

 心室中隔欠損症と診断されました。30分間、動悸(どうき)が続くこともあります。ほぼ毎日、ボランティアや趣味で外出するので心配です。(千葉市、女性、70歳)

 A 生活に合わせ治療選択

 心臓は左右の心房とその下にある心室の四つの部屋に分かれています。心室中隔欠損症は、全身に血液を送る左心室と、肺に血液を送る右心室を仕切る壁(心室中隔)に穴が開いた状態です。

 最も多い先天性心疾患ですが、生後1年以内に自然に穴が塞がることもあります。多くの場合、「ミルクの飲みが悪く、体重が増えない」という訴えや新生児健診で見つかりますが、生活に支障がない場合には、大人になって見つかることもあります。

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