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【ジャカルタ武内彩】今回のインドネシア大統領選は、インドネシア社会でイスラム保守勢力の存在感が高まるなかで実施された。保守勢力の支持を得たプラボウォ氏の選挙集会では「アラー・アクバル(神は偉大なり)」という声が何度となくわき起こった。イスラム教指導者が「イスラム教徒にふさわしいリーダーを選ぼう」と呼び掛けると、割れんばかりの大歓声が上がった。
インドネシアは人口約2億6700万人の9割近くがイスラム教徒。ただ、隣国のマレーシアやブルネイと違ってイスラム教は国教ではない。「多様性の中の統一」を建国の理念に掲げ、宗教的に寛容な社会とみられてきた。
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