京都・因幡堂平等寺の弘法大師坐像 秀吉の「大仏」手がけた仏師作と判明

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桃山時代から江戸時代初期を代表する仏師・康正の遺作と判明した弘法大師坐像=京都市下京区の龍谷大学龍谷ミュージアムで2019年4月15日午後2時17分、花澤茂人撮影
桃山時代から江戸時代初期を代表する仏師・康正の遺作と判明した弘法大師坐像=京都市下京区の龍谷大学龍谷ミュージアムで2019年4月15日午後2時17分、花澤茂人撮影

 京都市中心部で1000年以上の歴史を持つ因幡堂平等寺(京都市下京区)に伝わる弘法大師坐像(ざぞう)(像高約70センチ)が、桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した仏師・康正(こうしょう)の遺作であることが龍谷大学龍谷ミュージアム(同区)の調査で分かった。展覧会に伴う調査で像の底から銘文が見つかった。康正は豊臣氏が京都・東山に建立した大仏にも関わったとされる当時を代表する仏師で、近世の仏像史を考える上で貴重な発見という。

 平等寺は平安時代中期に創建された真言宗智山(ちさん)派の寺。本尊の薬師如来立像(重要文化財)は「日本三如来」の一つとされ「因幡薬師」の通称で親しまれる。弘法大師坐像は本堂に安置されていたが由来などは不明だった。

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