【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は16日、イエメン内戦に介入するサウジアラビア主導の連合軍への支援を断つ米議会の決議に対し、拒否権を行使すると表明した。トランプ氏の大統領就任後、拒否権行使は2回目。前回はメキシコ国境の壁建設を可能にする自らの国家非常事態宣言を無効とする議会決議に対し、3月に行使している。
米国は、2015年から続くイエメン内戦で、サウジ主導の連合軍に軍事情報や輸送の提供などの軍事支援を続けてきた。しかし、内戦は死者1万人以上、約1000万人が飢餓の危機に直面する「最悪の人道危機」と呼ばれるまで泥沼化。さらに、サウジのムハンマド皇太子が関与したとされるジャマル・カショギ記者殺害事件を受け、米議会では対サウジ関係見直しを求める声が高まった。
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