- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
台湾・鴻海精密工業の郭台銘会長が17日、総統選に出馬する考えを示したことで、鴻海傘下で再建を進めるシャープにも影響が出そうだ。シャープの経営は現在、郭氏の腹心で、鴻海出身の戴正呉会長兼社長が担っており、郭氏は直接関与していないが、親会社のカリスマ経営者として影響力を持つ。シャープの業績が最近は思わしくないだけに、経営が混乱する可能性もある。
シャープは2016年、鴻海精密工業傘下に入り、鴻海の生産網を活用したコスト削減や中国をはじめとするアジア圏での商品販売に力を入れてきた。債務超過に陥っていた状態から業績はV字回復。18年3月期は4年ぶりに通期最終黒字を達成した。
この記事は有料記事です。
残り165文字(全文453文字)