メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

坂村健の目

写真とは何か?

 「ブラックホール初撮影」のニュース。科学的な意義は非常に大きいが、それとは別にコンピューター屋として気になったのは、今回のニュースで使われた「写真」という言葉のニュアンスだ。

 全世界8台の電波望遠鏡で波長1・3ミリの電波を観測した数ペタ(ペタは1000兆)バイトのデータ。それを2年かけて処理し、直径1万キロの巨大な「仮想電波望遠鏡」の画像として再構成した--。これは、普通の意味の写真とは大分違うイメージだろう。

 実は科学者にとっては「可視光」も「電波」も、波長が違うだけで同じだ。スマートフォンの写真も、大量の計算で生成される数値データ。今回の国立天文台の発表自体にも「写真」という言葉が使われているから、日本の報道が特に変というわけでもない。海外でも、表現に迷ったのか英BBCは「image」だが、米CNNは堂々と「photo」だ。

この記事は有料記事です。

残り788文字(全文1158文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 今年の“新語”大賞は「ぴえん」 新型コロナ関連のワードも続々トップ10入り

  2. GoToトラベル利用のバス旅行で10人がコロナ感染 福岡

  3. 呼吸困難や倦怠感…実は深刻なコロナ後遺症 病院で相手にされず 医師「国は対策を」

  4. 時機を失した政府のGoTo対応 北海道から訴える

  5. 経路不明急増、保健所パンク…「日本モデル」もう限界 「政府も危機感共有を」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです