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現代の柴犬(しばいぬ)の祖先とされる石州犬「石(いし)号」が生まれた島根県益田市美都町二川地区のPRに取り組む地元の地域自治組織「ぬくもりの里二川」が、石号の石像設置に乗り出した。9月の設置を予定し、11、12日には横浜市の石工が訪れ、設置候補地の視察や打ち合わせをした。【竹内之浩】
日本犬保存会によると、全国の柴犬の血統をたどれば1930年生まれの雄の石号に行き着く。ぬくもりの里二川は柴犬発祥の地を地域振興に生かそうと昨秋、今も残る石号の“生家”付近に説明板を設置。今回は名前にちなみ、石像の設置を計画した。
写真に残る石号の立ち姿を再現しようと市内の業者に依頼したが、強度の問題から立ち姿は難しいと断られた。そこで石州犬研究室(江津市)を主宰する河部真弓さん(61)の協力を得て、石工歴50年以上、動物の石像制作も20年の経験を持つ横浜市の石材店経営、神取優弘さん(72)に引き受けてもらった。
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