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社告

明治150年「華ひらく皇室文化」 宮廷が伝える美 来月10日まで 東京・港区、泉屋博古館分館

 <出かけてみませんか 毎日新聞社の催し>

     明治150年記念「華ひらく皇室文化」展を東京・六本木の泉屋博古館分館で開催中です。宮中晩さん会の食器やドレス、ボンボニエールなど、華やかな宮廷文化を展観。本展のみどころと主要作品について森下愛子・同館学芸員が解説します。

    精磁会社製 金彩桐(きり)御紋パルメット文チュリーン 明治宮殿正餐(せいさん)用食器 1880(明治13)年ごろ、個人蔵

     明治時代、諸外国との外交のために皇室では洋装を取り入れ、洋食にて客人をもてなした。その舞台は、延遼館、鹿鳴館そして明治宮殿へと移り変わる。1873(明治6)年、皇室は初めてフランス料理で賓客をもてなした。そのための洋食器は当初、舶来品を使用したが、試行錯誤を経て明治12年ごろから舶来品を祖型とする国産品が誕生。精磁会社は、佐賀県・有田において当時の最高技術を持つメンバーによって設立。セーブル製食器を祖型として、はなやかな絵付けを特徴とする洋食器を完成させた。

    2代川島甚兵衛「紫陽花(あじさい)双鶏図(そうけいず) 綴織額(つづれおりがく)」 1902(明治35)年、川島織物文化館

     明治皇室は伝統文化の保護を提唱し、皇室が「技芸」(美術)の制作活動を奨励する「帝室技芸員」制度が誕生。帝室技芸員のひとり、2代川島甚兵衛は1904(明治37)年のセントルイス万国博覧会(米国)に綴織額「若冲の間」を出展。日本式の室内装飾様式として、江戸時代中期の画家、伊藤若冲の「動植綵絵(どうしょくさいえ)」を細密模写し、織下絵を描き製織したもので、現存する本作は当時の「若冲の間」をほうふつとさせる。

    竹内久一「神鹿(しんろく)」 1912(大正元)年。画像提供:東京国立博物館 Image:TNM Image Archives

     1906(明治39)年に帝室技芸員に任命された竹内久一は、東京美術学校開校時に彫刻の教諭となった木彫家。古彫刻を研究し、修復も手がけた。「神鹿」は奈良県・春日大社の神鹿が有名だが、白雲に乗る神様の使いとして精緻な彩色彫刻で表現された鹿の姿は、神々しさを感じさせる。

     明治150年、そして新時代の幕開けを迎える今、明治皇室が守り伝えようとした日本の技と美をお楽しみください。


     <会期>5月10日(金)まで。月曜休館。ただし4月29日、5月6日は開館。4月30日、5月7日は休館。入館時間は午前10時~午後4時半

     <会場>泉屋博古館分館(東京都港区六本木1の5の1、東京メトロ南北線・六本木一丁目駅下車3分)

     <入館料>一般800円、大高生600円、中学生以下無料

     <問い合わせ>ハローダイヤル(03・5777・8600 http://www.sen-oku.or.jp/tokyo)

     主催 毎日新聞社、公益財団法人泉屋博古館/共催 学習院大学史料館/企画 華ひらく皇室文化展実行委員会/協力 一般社団法人常磐会


     t.jigyou@mainichi.co.jp

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