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iPS細胞

他人からつくったiPS、安全性確認 移植1年 網膜、副作用なく 理研など

 理化学研究所などは18日、他人からつくったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を目の難病患者に移植する臨床研究で、移植から1年経過しても患者5人に目立った拒絶反応や副作用が確認されなかったと発表した。他人のiPS細胞を使った移植で、1年にわたる検証により安全性が確認されたのは初めて。

 東京都内であった日本眼科学会総会で、理研の高橋政代プロジェクトリーダーが公表した。研究チームは京都大が備蓄するiPS細胞から網膜の細胞を作製。2017年3~9月、目の難病「加齢黄斑変性」の65~81歳の男性患者5人の片目に約25万個を注入した。他人由来のiPS細胞を使った移植は世界初だった。

 発表によると、5人中1人に軽い拒絶反応がみられたが、目にステロイド剤を投与して治まった。網膜が腫れるなどの合併症については、「手術による影響」と判断した。患者5人は既存の治療では回復せず視力低下の恐れがあったが、移植した細胞は1年後も生存し、視力を維持できたという。大幅な視力回復には至らなかった。

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