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経済観測

IT業界、硬軟ニュース混在=インターネットイニシアティブ会長・鈴木幸一

 IT関連のニュースを拾っているときりがない。多くのニュースに開発の重苦しさはなく、ビジネスだか、遊びだかわからなくなってくる。特に人工知能(AI)関連の記事は、思い付きのようなものが多い。

     アップルウオッチによって、不整脈を検出できることが独自の調査で明らかになったという。米国の心臓学会で発表された調査報告では、40万人以上のアップルウオッチ利用者の0・5%にあたる2000人が不整脈の通知を受け、そのうち84%の人は、その後の検査でも不整脈が確認された。また、P&Gが発売するAI搭載の電動歯ブラシは、数千単位の歯磨きパターンを学習したマシン・ラーニング・アルゴリズムによって、歯ブラシの動きを認識し、悪い点を特定するそうだ。そんなもの要るのかなあと思うのだが。

     膨大なデータを学習するマシン・ラーニング技術によって、アルツハイマーの初期段階を判断できるようにしたという記事もある。IBMは、血中たんぱく質から髄液中のアミロイドベータの量を判断し、初期段階かどうかを判断できる技術を開発したそうだ。

     深刻な政治にかかわる記事もある。グレネル駐ドイツ米国大使は、ドイツが中国の華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)の機器を採用して5Gの通信ネットワークを構築する場合、米国の情報及び諜報(ちょうほう)機関がもつ機密情報の共有を制限すると警告した。

     日本でも5Gは次のインフラの焦点となるが、情報漏えいといった問題で米国が激しく警鐘を鳴らしている。5Gで一歩先を行っている中国製機器を利用しないとなると、逆に遅れが大きくなるのではないかと危惧する声もある。だが、国家機密にかかわるとなれば、なかなか譲ることもできず、難しい課題である。

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