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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第77期名人戦A級順位戦 糸谷哲郎八段-深浦康市九段 第44局の5

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ロックオン

 図から5三に銀を打ち込み、[後]同銀と取らせてから[先]5一銀と王手したのが糸谷の狙っていた鮮やかな寄せ手順である。[後]同玉は[先]5三桂成で先手勝勢なので[後]7一玉と逃げるよりないが、それも[先]5三桂成と迫られて窮地に陥った。

 ビシビシと迷いなく進めている糸谷のまあるい頬が自信ありげだ。「勝負は決しました」と言わんばかりにも見えるし、実際それくらいの局面だったのだろう。糸谷の決断のよさは、まるで将棋ソフトが勝ちを読み切った時にノータイムで指してくる時のようだった。深浦玉は既にロックオン状態なのか……。

 深浦は[後]2五銀の犠打を放ち、王手角取りを掛けて角を抜き粘りに出るが、[先]4九歩の底歩が堅い受け。糸谷に力強い手つきで[先]6一銀と迫られては自玉の尻に火が付いた。[後]同玉は[先]6二銀打からの簡単な詰み。[後]8二金とかわしても[先]6二銀不成[後]8一玉[先]6三成桂のやすり攻めで受け無しに追い込まれる。

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