スズキ本社に国交省立ち入り 検査不正で 18日に202万台リコール

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
立ち入り検査でスズキ本社に入る国土交通省の係官=浜松市南区で2019年4月19日午前9時31分、奥山智己撮影
立ち入り検査でスズキ本社に入る国土交通省の係官=浜松市南区で2019年4月19日午前9時31分、奥山智己撮影

 スズキによる自動車の出荷前検査の不正問題で、国土交通省は19日午前、道路運送車両法に基づき、浜松市南区にある同社本社の立ち入り検査を始めた。同社は18日、29車種計202万1590台が国の保安基準を満たさない可能性があるとして、国交省にリコール(回収・無償修理)を届け出ていた。1回の届け出台数では国内で過去最多という。

 19日午前9時半、国交省の係官約10人がスズキ本社の建物に入った。スズキは「国交省の調査に全面的に協力し、真摯(しんし)に対応していく」とのコメントを出した。男性社員(55)は「以前にも不正があり、またかという思いだ。今回こそ、うみを出し切ってほしい」と話した。

この記事は有料記事です。

残り387文字(全文680文字)

あわせて読みたい

ニュース特集