元プロバスケ選手が警察官に 第二の人生踏み出す 兵庫・芦屋

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入校生を代表して宣誓を読み上げる菅原さん=兵庫県芦屋市の県警警察学校で2019年4月10日、米山淳撮影
入校生を代表して宣誓を読み上げる菅原さん=兵庫県芦屋市の県警警察学校で2019年4月10日、米山淳撮影

 プロバスケットボールの「Bリーグ」で活躍した菅原洋介さん(35)が今月10日、兵庫県警の警察学校(同県芦屋市)に入校した。県警が定める年齢制限ぎりぎりでの合格。「困ったことが起きた時、地域の人に頼られる警察官になりたい」と第二の人生へ一歩を踏み出した。

 菅原さんは北海道出身。早稲田大卒業後、米独立リーグでプレーした。帰国後は国内プロチームを渡り歩き、気迫あふれるプレーでチームを引っ張った。

 3児の父で、体力面や単身赴任生活などから昨季初めにセカンドキャリアを考えるようになったという。小学生のころから地域の人に寄り添う制服姿の警察官に憧れていたという菅原さん。5年ほど前、旅先でスーツケースを盗まれた際、「焦る必要はありません。しっかり探しますから」という警察官の言葉に不安が和らいだ経験も背中を押した。

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