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アスリート交差点2020

東京五輪を目指す選手のリレーコラム「アスリート交差点2020」。柔道の阿部一二三、詩の兄妹▽卓球の伊藤美誠▽サッカーの大迫敬介▽バドミントンの奥原希望▽カヌーの羽根田卓也▽陸上の山県亮太▽ソフトボールの山田恵里▽競泳の渡辺一平――の各選手が競技へのこだわり、近況などを率直な言葉で伝えます。

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アスリート交差点2020

記憶に残るスイマーへ 「楽に速く」で世界新へ=競泳・渡辺一平

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日本選手権男子200メートル平泳ぎで初優勝した渡辺一平=東京辰巳国際水泳場で2019年4月7日、宮武祐希撮影
日本選手権男子200メートル平泳ぎで初優勝した渡辺一平=東京辰巳国際水泳場で2019年4月7日、宮武祐希撮影

 4月からトヨタ自動車所属となりました。新たな所属で臨んだ今月の日本選手権の男子200メートル平泳ぎで初優勝できましたが、公言していた自らの世界記録(2分6秒67)更新はかないませんでした。たくさんの方に支えていただいている感謝を胸に、社会人スイマーとして強い責任を感じて泳ぎました。

 ここ数カ月間は「必ず世界記録を更新する」と言い続けてきました。メディアの前でも話すことで、もちろんプレッシャーを感じることはありましたが、東京五輪の重圧はこんなものではないと思っています。もっと大きな重圧と闘うことになると思います。だから、今回は自らでそういう状況を作り出したかったという思いもありました。

 また、今大会は日本代表でともに戦ってきて、現在は白血病で闘病中の池江璃花子選手(ルネサンス)への思いもありました。池江選手は昨年、日本記録を連発し、大会を引っ張ってくれました。泳ぎたくても泳げない池江選手の分まで絶対妥協してはいけないと思いました。(池江選手に)見せても恥ずかしくない練習に取り組んできました。記録を更新できると心から思っていただけに残念でしたが、2分7秒02は自身2番目に良い記録…

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