高血圧治療

降圧剤、使用拡大懸念 血圧目標下げ 米臨床試験反映

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 日本高血圧学会が高血圧治療のガイドライン(指針)を改定し、成人の降圧目標を引き下げた。総死亡を3割近く抑えた米国の臨床試験の結果などを重視したためだが、試験のあり方への疑問や降圧剤の使用拡大を懸念する声もある。【野田武、矢澤秀範、河内敏康】

 「いろいろな研究を分析し、厳格に降圧した方がメリットが大きいという評価になった」。19日に記者会見した、学会ガイドライン作成委員会の平和(ひらわ)伸仁事務局長は、降圧目標引き下げの理由をこう述べた。

 学会がいう研究の代表例が、米国立衛生研究所(NIH)が高血圧患者約9400人を対象にした臨床試験だ。英語で「Systolic Blood Pressure Intervention Trial(収縮期血圧介入試験)」と表記し、通称「SPRINT(スプリント)」と呼ばれる。

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