聴覚障害者「演説分からない」 統一地方選、費用などが壁に

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 統一地方選は21日に各地で市長選など後半戦の投開票がある。候補者たちは選挙戦最終日の20日、最後の訴えを続けるが、聴覚障害者からは「演説内容が分からない」との声が上がる。費用などの問題から個人演説会などで手話通訳者の導入などに踏み切る候補者が少なく、関係者は改善を求める。

 「最寄り駅で候補者の演説を見たが、当然のように手話通訳などはなかった」。こう訴えるのは、自動車部品メーカーの工場で働く三重県鈴鹿市の会社員、太田学さん(42)。20歳の時に交通事故で両耳の聴覚を失った。

 同市では21日に市議選が投開票されるが、候補者の街頭演説や個人演説会で、太田さんが手話や要約筆記を目にしたことはない。太田さんは「参政権があるのに候補者の声が聞けないのは不公平」と、公費負担による通訳者の配置を義務化する必要性を訴える。

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