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『樹の人 瀧口政満作品集』=瀧口政満・著、撮影・酒井広司

『樹の人 瀧口政満作品集』より、「馬と風」(1998年)。高さ2メートルを超える大作。材質はミズナラ。撮影・酒井広司。

 ◆『樹(き)の人 瀧口政満作品集』

 (北海道新聞社・3240円)

 旧満州(現中国東北部)生まれで、半世紀にわたり北海道・阿寒湖畔で制作を続けた木彫作家、瀧口政満(1941~2017年)の作品集。3歳の時、聴力を失ったという瀧口は、寡黙でありながら、生あるものの奥深さを響かせる独自の作品世界を形づくった。

 シマフクロウなどの動物や、家族をモデルにしたという女性像、少女像が多い。中でも主要なモチーフとした「風」の形象化は見事で、全体として静謐(せいひつ)そのものの彫像から、確かに風の音が伝わってくる。この集にはそれらが戸外の自然、例えば雪景の中に置かれた写真も収められていて、とりわけ趣が深い。大自然とつり合うほどの凝縮した内面、精神性が刻まれているからだろう。

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