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歴博「先史・古代」展示を一新 新年代が変える定説

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リニューアルされた縄文時代のコーナー=国立歴史民俗博物館で、伊藤和史撮影
リニューアルされた縄文時代のコーナー=国立歴史民俗博物館で、伊藤和史撮影

 国立歴史民俗博物館(歴博、千葉県佐倉市)の「先史・古代」(旧石器時代~平安時代中期)の常設展示が1983年の開館以来、初めて全面リニューアルされた。最大のポイントは、最新の年代観で全体を構成し直したことである。日本列島の人々の暮らしの様相が一新され、刺激的だ。

 歴博は、放射性炭素(C14)年代測定に基づく年代研究に意欲的で、特に出土土器に付着した炭化物の年代測定に傾注してきた。2003年には、弥生時代の開始時期を通説より500年も早い紀元前10世紀だと発表して論争を巻き起こした。

 その後もデータを蓄積した結果、今回、展示の根拠となった各時代が始まる時期は次のように算出されている。

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