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ヘイト本作った理由、依頼を何でも受けた 読み手見え、自責の念

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在日コリアンへの憎悪をあおるヘイトスピーチと、書店で目にする「ヘイト本」の風景はつながっている=東京都中央区で2016年6月19日、井田純撮影(画像の一部を加工しています)
在日コリアンへの憎悪をあおるヘイトスピーチと、書店で目にする「ヘイト本」の風景はつながっている=東京都中央区で2016年6月19日、井田純撮影(画像の一部を加工しています)

 「過去にヘイト本を作っていました」。そう公言するフリーライターがいる。「作っている時は意識していなかったエンドユーザー(読み手)の姿が年月を追うごとに見えるようになり、自責の念が強くなっていった」と語る。作り手側の実情を探った。【鈴木美穂】

 このライターは、雑誌などで時事問題の執筆をしている渡辺哲平さん(30)。2013年春から15年春まで東京都内にある編集プロダクション(編プロ)に勤務し、十数冊の「ヘイト本」を手がけた。当時のことを話すのは、15年に刊行された書籍「さらば、ヘイト本!」(ころから社)で取材を受けて以来という。

 「4年前は、大手取次店(本の問屋)を通じて広く流通するタイプの本ではなかったこともあり、結構しゃべってしまいました。でも今回は、取材を受けるべきか正直迷いました。でも僕が経験したことを話すことが責任だと思い、応じることにしたのです」

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