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@福島・大熊町 平成残り8日 古里取り戻すために

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引っ越し作業が始まった新庁舎で、書類などが入った箱を開けて整理する大熊町の職員ら=福島県大熊町で2019年4月22日、和田大典撮影
引っ越し作業が始まった新庁舎で、書類などが入った箱を開けて整理する大熊町の職員ら=福島県大熊町で2019年4月22日、和田大典撮影

 22日午前9時過ぎ。福島県大熊町の役場新庁舎で、引っ越し作業が始まった。避難先の同県会津若松市から役場機能が8年ぶりに地元に戻る。管財係長の志賀博英さん(41)は「やっと復興のスタートラインに立てたかな」と語った。

 2011(平成23)年3月、東京電力福島第1原発事故によって大熊町は1万1000人を超える全町民が避難を強いられた。

 今月10日。同原発立地自治体では初めて一部地域で避難指示が解除された。代替わりで令和元年となった5月7日から新庁舎で業務を始める。しかし、避難指示が解除された新庁舎周辺でさえ雨戸が閉まった家や雑草に覆われた畑が目立つ。自宅に戻った元建設会社員の末永正明さん(75)は「原発は安心安全と言われ、そう思っていたのに」と話す。

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