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小野寺五典氏/下 「失敗の本質」日本軍の組織論的研究 教訓忘れぬため

「失敗の本質」について思いを語る小野寺五典前防衛相=東京都千代田区の衆院第2議員会館で2019年4月3日、藤井太郎撮影

 戦争の記憶は、ともすれば良い面しか見ない傾向が強まっている。戦争映画でも、太平洋戦争といえば真珠湾攻撃、日清・日露戦争といえば「坂の上の雲」のように「すばらしい日本人が……」ということが描かれがちです。

 でも実際は、多くの国民が命を落とした。背景にはたくさんの失敗があり、国力の違いだけではなく、軍や国のあり方に問題があった。「失敗の本質」は、ノモンハン事件やレイテ海戦など、日本からすると見たくない面を分析した。時々目にして、同じようなことが起きていないか振り返るのに大事な本だ。

 私にとって一番の失敗は、1999年の「お線香事件」(選挙区内の有権者に線香を配ったとして小野寺氏は公職選挙法違反事件で罰金刑、議員辞職)です。一緒に回っていた秘書は、途中で警察から警告されていた。私は捜査当局の取り調べ後にその事実を知った。警察は「警告を無視した」と判断して立件した。

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