メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

平成の記憶

平成の号外 同時代の証言者として 主筆・小松浩

=昭和64(1989)年1月7日

 平成の時代、毎日新聞は東京本社分だけで数百本の号外を発行してきた。重大なニュースを素早く市民に届けるのが号外だが、並べてみるとその時々の世相と関心を伝える貴重な資料ともなっている。連載「平成の記憶」の最終回は号外を振り返る。(画像は東京、大阪両本社発行分から抜粋)

 昨年度の毎日芸術賞を受賞した作家・宮本輝さんの「流転の海」は、昭和から37年をかけて書きつがれ、平成も終わろうとする昨夏に全9巻が完結した。その歳月の重さといい、内容の深遠さといい、まさに平成を代表する国民文学である。

 主人公・松坂熊吾一家の波乱転変の物語が、敗戦と闇市、独立、高度成長など、戦後日本の歩みを背景に描かれる。だが今年1月、贈呈式でお会いした宮本さんは、穏やかな声で「私は戦後史を書こうとは思わなかったんですよ」と語った。

この記事は有料記事です。

残り2220文字(全文2572文字)

コメント

投稿について

読者の皆さんと議論を深める記事です。たくさんの自由で率直なご意見をお待ちしています。

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

利用規約

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 『きかんしゃトーマス』日本から来た新キャラ“ケンジ”登場 劇場版新作、21年春公開

  2. 囲碁は「国技」、日本棋院が定款変更 「伝統文化」内外に発信狙う

  3. 複数選手が脱水症状 プリンセス駅伝でアクシデントが相次ぐ理由とは

  4. ORICON NEWS 『鬼滅の刃』もはや“日本経済の柱”と話題 映画は歴代1位発進、東宝株価が高値更新…企業コラボも恩恵続々

  5. 菅首相は「反知性主義」なのか 任命拒否問題で神学者・森本あんりさんが抱く違和感

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです