メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

詩歌の森へ

すずやかさと重さ=酒井佐忠

 静けさを求めて句集を開くこともある。藤本夕衣『遠くの声』(ふらんす堂)。<まひるまの人ゐなくなり花石榴(ざくろ)><凍る夜の月の方へと帰りけり>。深閑とした白昼の静けさを作者は愛する。二句目は師の「大峯あきら先生」追悼句。<水澄みて言葉すくなき葉書くる>。あふれる言葉から遠くにいたい、むしろ「遠くの声」を聴きたいと作者は思う。詩の本質を目指し早逝した田中裕明の愛弟子。その後、俳誌「晨」や「泉」、同人誌「静かな場所」で活躍している。

 ところでこの句集のカバーで「すずやかで透明」と推薦文を書いている中嶋鬼谷(きこく)も新句集『茫々(…

この記事は有料記事です。

残り346文字(全文614文字)

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら
おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 瀬古氏、MGC3位の大迫にファイナルチャレンジ回避の勧め

  2. 英議会風刺のバンクシー画競売へ 議員の代わりにチンパンジー、EU離脱の混迷で注目

  3. 女子1位の前田穂南、20キロ過ぎから独走し、ニューヒロインが誕生

  4. タイキシャトルのたてがみ切られる「見学のお客さん信頼していたのに残念」

  5. 千葉停電 被災者「あきれた」「県外避難も」 東電説明二転三転

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです