七尾駅前「パトリア」が突然破産 テナント反発、住民困惑

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破産問題に揺れるJR七尾駅前の複合商業施設「パトリア」=石川県七尾市御祓町で
破産問題に揺れるJR七尾駅前の複合商業施設「パトリア」=石川県七尾市御祓町で

 石川県七尾市の七尾駅前にある複合商業施設「パトリア」を巡り、混迷が続いている。運営会社「七尾都市開発」は2月、経営難を理由に破産を決定したが、テナント会が「急すぎる」と撤退に反発。両者の議論が平行線をたどる中、生活の足がかりを失いつつある市民からは、存続を望む声や市への批判が上がる。【石川将来】

突然の通知

 パトリアは駅前の市街地再開発事業として1995年春にオープン。能登地区最大規模の複合商業施設で、周辺からも多くの客を集めた。7階建てビルの1~3階にはテナント22店と市健康福祉部が入り、4階以上はホールや会議室、駐車場として利用されてきた。

 しかし、人口減少や他店との競合で客足が減少。2017年2月には核テナントの総合スーパー「ピアゴ」が撤退し経営悪化に拍車をかけた。東京商工リサーチによると、負債総額は同年3月時点で約18億円に上り、金融機関への返済も滞っていた。

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