村上海賊、織田側破った合戦図 江戸期の作か、今治で公開へ

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公開される「難波船軍図」=個人蔵、愛媛県今治市村上水軍博物館寄託
公開される「難波船軍図」=個人蔵、愛媛県今治市村上水軍博物館寄託

 ミリオンセラーの小説「村上海賊の娘」=和田竜(りょう)著=の舞台にもなった、村上海賊最大の海戦を描いた絵図が愛媛県今治市の市村上水軍博物館で27日から公開される。兵庫県伊丹市の所有者から寄託を受けて調査したところ、村上海賊も加わった毛利氏の水軍が、織田信長側の水軍を打ち破った1576(天正4)年の第1次木津川口合戦を描いた「難波船軍図(なにわせんぐんず)」と判明。館は「村上海賊の合戦が描かれた絵図は国内で5~10点と少なく、貴重な資料」と公開を決めた。

 館が23日に発表した。絵図は縦74センチ、横108センチ。江戸時代前期に成立したとみられる軍記物語「難波浦船戦記」を基に江戸期に描かれたとみられ、大阪湾の木津川河口を固める織田方の約60の船隊と、村上海賊を含む毛利方約60の船隊が対峙(たいじ)する模様が描かれている。絵図には合戦に参加した武将らの人名が記され、毛利方には能島(のしま)村上家の村上景広(笠岡城主)の名も。ただ、実際には合戦に加わっ…

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