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平成の記憶・岡山

苫田ダム 多くの犠牲の上に建つ 反対運動40年、立ち退き504世帯 /岡山

苫田ダムの前で当時を振り返る宮本博司さん=岡山県鏡野町久田下原で2018年10月、林田奈々撮影

「大きな歯車」暮らしのみ込む

 建設まで約40年に及ぶ反対運動があった苫田ダム(鏡野町)。深い水をたたえる湖の底にはかつて、立ち退きにあった504世帯の人々が住んでいた。苫田ダム工事事務所長を経験した国土交通省の元官僚、宮本博司さん(66)は「このダムに関わったことが私の人生を変えた」と振り返った。

 国による苫田ダム建設計画が表面化したのは1957年の山陽新聞の記事だった。計画では苫田村(現鏡野町)の数百の家屋が水没するとされた。住民たちは集会でダム建設反対を決議し、役場も「苫田ダム絶対阻止」の看板を掲げた。

 宮本さんが苫田ダム工事事務所長に着任したのは90年7月。その前は、建設省河川局開発課で働いていた。…

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