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余録

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で…

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 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で1955年の科学者ドクはマーティに尋ねた。「君が未来から来た証拠は?」「1985年の大統領はレーガンだ」「俳優の? なら副大統領はジェリー・ルイスか」▲蛇足(だそく)ながら、ルイスは50年代の人気コメディアン、レーガンは当時ハリウッドのB級俳優だった。その彼は米国大統領になった後、「もし私が俳優でなかったら、大統領としてうまくやっていけるかどうか分からない」と語っている▲もしやその演技力が役立ったのか。その後「偉大なコミュニケーター」と呼ばれて国民に愛され、冷戦終結の立役者ともなったレーガンだった。では、こちらで生まれたコメディアン大統領は、その祖国をどこへ導くことになるのか▲ウクライナ大統領選の決選投票でコメディアンのゼレンスキー氏が7割以上を得票、圧勝した。テレビドラマで平凡な教師から大統領になる役を演じ、ドラマ通りに政治腐敗や経済停滞への国民の不満の受け皿となっての当選である▲もちろん政治経験はなく、手腕も未知数だ。しかしその「白紙」状態こそが、国民には「希望」に見えたらしい。テレビで売れたキャラクターがそのまま現実の政治に持ち込まれた点では、トランプ現象のウクライナ版というべきか▲注目の対外政策では親欧州を守りつつロシアとの対話姿勢をも見せる。欧露の文明の境界国の宿命を背に負い、海千山千(うみせんやません)のプーチン氏と対決するコメディアン大統領、その演技力が役立つ場面はあるのか。

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