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象徴と政治/上 皇室外交、和解を加速 「昭和」清算の面も

 「今朝の写真で、日本とオランダの関係が新しいページを開くことができたと確信しました」

 2000年5月26日。駐オランダ日本大使だった池田維(ただし)氏(80)に、同国のファンアフト元首相が電話してきた。その日のオランダ主要紙の朝刊1面には、天皇、皇后両陛下の写真が掲載されていた。オランダ訪問中の両陛下が、学生寮の窓から身を乗り出す女性たちと笑顔で歓談される光景だ。予定外の行動は、現地の好感を引き出した。

 陛下の即位後の海外訪問先は1991年の東南アジア歴訪を皮切りに36カ国に上る。92年の中国、94年の米国、98年の英国と、大戦を戦った相手国にも赴いた。中でも「難関」とされたのがオランダだ。オランダ領東インド(現インドネシア)で旧日本軍が抑留した元捕虜らの反日感情が強かった。71年に昭和天皇が立ち寄った際、車列に魔法瓶が投げつけられたほどだ。

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