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記者の目

イチロー選手の現役引退 采配振る姿が見たい=田中義郎(東京運動部)

アスレッチクスとの試合終了後、場内を一周しスタンドのファンへあいさつをするマリナーズのイチロー選手=東京ドームで2019年3月21日午後11時25分、玉城達郎撮影

 日米通算28年で4367安打を放ったイチローさん(45)がユニホームを脱いだ。2018年3月7日、6シーズンぶりに米大リーグ、マリナーズに復帰したイチローさんが入団会見で「よく『50歳まで』と言われるが、僕は『最低でも50歳』と言っている」と話していたから、寂しい気がする。ただ、現役を退いたイチローさんには、新たな使命があると思う。それは「野球の伝道師」として、自らが培った技術と経験とを後輩に伝えること。まずは21年に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」の一員となり、近い将来には監督として采配を振る姿が見たい。

 侍ジャパンはWBCで06年第1回大会から連覇したが、最近の2大会は準決勝で敗れている。前回の17年大会では、大リーグの選手をそろえた米国の前に屈した。最大の敗因は、打者の手元で微妙に変化する球が武器の米国先発、タナー・ロアーク投手(当時ナショナルズ)に4回2安打、無得点と抑え込まれたことだった。小久保裕紀監督は「相手投手の球が(打者の手元で)動く威力や、スピードがワンランク上だった」と言い、打線の中軸を担った中田翔選手(日本ハム)は「日本であそこまで動く球を投げる投手はいない」と脱帽した。

 ならば、イチローさんの助けを借りない手はない。米大リーグの投手から通算3089安打を記録した大打者は、単打だけではなく、打球をスタンドに運ぶ技術も持ち合わせている。オリックス時代に118本、大リーグでも117本の本塁打を放っているのだ。06年WBC2次ラウンド初戦の米国戦はボブ・デービッドソン球審の「誤審」騒動で有名だが、この試合の一回には、先頭打者のイチローさんは本塁打を狙ったうえで右翼席に運…

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