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保護猫たちのニャン生

「かわいくないからいらない」と人間の勝手な都合で捨てられた猫や、両目がない状態で保護された子猫--。苦境を乗り越え、猫カフェで楽しく暮らす猫たちの素顔を紹介する。

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保護猫たちのニャン生

(1)しーちゃん 走り回る全盲の子猫

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キャットカフェ「ミーシス」のしーちゃん=中嶋真希撮影
キャットカフェ「ミーシス」のしーちゃん=中嶋真希撮影

 横浜・関内にある保護猫カフェ「ミーシス」は、さまざまな事情で家族のもとを離れた猫や、路上で生きてきた猫たち24匹が暮らす。「かわいくないからいらない」と人間の勝手な都合で捨てられた猫や、両目がない状態で保護された子猫--。苦境を乗り越え、猫カフェで楽しく暮らす猫たちの素顔を紹介する。【中嶋真希】

しーちゃん 11カ月

 しーちゃんは、両目の眼球がない。見えないけれど、どの猫よりも動く。段差があってもへっちゃら。おもちゃがある場所も、ちゃんと覚えている。ミーシスの店長の声が聞こえるとよじ登って、だっこしてもらうのがお気に入りだ。ほかの猫たちみたいに遠くの棚に飛び移ることはできないが、手で触りながらよじ登ることはできる。冒険心でいっぱいなのが、しーちゃんの魅力だ。

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