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記者の目

連載「改元の舞台裏」を終えて 極秘選定「象徴」に沿わず=野口武則(政治部)

記者会見で新元号「令和」を発表する菅義偉官房長官=首相官邸で1日、川田雅浩撮影

 憲政史上初となった天皇陛下の退位に伴う新元号の選定手続きは、平成改元時を基本的に踏襲した。退位は特例法に基づく例外で、明治期に確立した終身天皇制の大前提は崩さないとの理屈からだ。首相官邸は情報統制に神経をとがらせ、「新元号を事前に報道したら差し替える」と報道各社をけん制した。1日に有識者、衆参正副議長、全閣僚から意見を聞く手続きは、あらかじめ決められた午前11時半の公表時間に間に合うよう「議論したらいけない雰囲気」(閣僚)だったという。

 事前に漏れれば「切腹もの」(平成改元時の石原信雄官房副長官)という極秘で重々しい雰囲気は、近代国家と天皇、元号が一体化した明治期のイメージが残るためだろう。こうした選び方は、国民に定着した象徴天皇制に沿うのだろうか。

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