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両陛下とわたし/6 手術直後、公務に意欲 順天堂大主任教授・天野篤さん(63)

 2012年2月18日、天皇陛下の冠動脈バイパス手術の執刀医を務めました。手術の前、皇后さまも同席の場で手術の説明をいたしましたが、陛下は「ああ」「そうね」などとおっしゃる程度で、質問はほとんどありませんでした。

 前年の検査で薬物療法を選ばれていたため、手術という一歩進んだ治療が必要になると予感されていたのでしょう。あるがままを受け入れるというか、天皇としての威厳を感じました。代わりに皇后さまが合併症の問題などを進んで質問され、陛下のお体を気遣っておられました。

 手術を終えた2日後の朝、病室へ回診に行くと、ワープロの画面が開いたままでした。翌月は東日本大震災から1年の式典への出席を控え、陛下が文章を書き留めたり、推敲(すいこう)したりなさっていたのかもしれません。公務復帰への並々ならぬ思いが伝わってきました。

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