薬物の過剰摂取で増え続ける死者…病める米国、麻薬性鎮痛剤「オピオイド禍」深刻
毎日新聞
2019/4/25 16:18(最終更新 5/8 11:42)
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米国では薬物の過剰摂取による死者数が増え続け、1999年以降の合計で70万人を超えた。そのペースは交通事故の死者数を上回る。合法的に処方されたオピオイド(麻薬性)鎮痛剤の依存者が違法薬物にも手を出すようになり、薬物の蔓延(まんえん)が深刻化したのが要因だ。依存症の母親の胎内で薬物を摂取してしまう「生まれながらの依存症」の子供も急増。薬物汚染国家・米国を象徴する「オピオイド禍」の実態を追った。【米南部ウェストバージニア州チャールストンで國枝すみれ】
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