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「今まで隠れるようにして生きてきた。今は一人でも多くの人に私たちの苦しみを知ってほしい」
元ハンセン病患者の家族らが、家族として受けた差別に対する国家賠償を求めた「ハンセン病家族訴訟」の原告、原田信子さん(75)=岡山市=は涙ながらに訴える。
父親(2001年2月に90歳で死去)はハンセン病患者だった。病の影響で片目がほぼ見えず、原田さんが物心ついた時から病床に伏せていた。それでも母親を含め家族3人、北海道の港町のバラックでつつましく暮らしていた。
そんな生活が一変したのは8歳の時だ。白衣を着た大人たちが突然自宅を訪れて噴霧器で白い粉をまき、父親…
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