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ブリュッセル支局の八田浩輔特派員が、国際ニュースの速い流れに埋もれてしまいがちな欧州の話題を分野問わず取り上げます。

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EU欧州議会選まで1カ月 三つの注目点

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ギリシャのアテネで本格的な選挙運動のスタートとなる演説をするウェーバー欧州議員=4月23日、AP
ギリシャのアテネで本格的な選挙運動のスタートとなる演説をするウェーバー欧州議員=4月23日、AP

 5月23~26日に欧州連合(EU)の全域で行われる欧州議会選挙まで1カ月。英国の離脱問題に揺らぐ統合のゆくえを左右する5年に1度の選挙を、三つの論点から展望する。

英国は選挙に参加するのか?

 最初の注目点は、EU離脱を決めた英国が選挙に参加するか否かだ。今年3月29日にEUを離脱するはずだった英国では、EUとまとめた離脱合意案が下院で可決される見通しが立たず、条件付きで今年10月末まで離脱が再延期されることになった。

 現在の欧州議会の定数は751議席。人口に比例して英国を含む28加盟国に議席が割り当てられ、比例代表の直接選挙で議員が選出される。英国の離脱決定から初めてとなる今回の選挙では、英国分(73議席)の一部を人口比で議席が少ない加盟国に割り当てて1票の格差を是正し、定数を705議席に減らすことになっていた。

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