高橋尚子さん「私の人生、監督なしで語れない」 小出義雄さんへの思い語る

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長年指導を受けた小出義雄さんへの思いを語る高橋尚子さん=岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で2019年4月26日午後1時31分、沼田亮撮影
長年指導を受けた小出義雄さんへの思いを語る高橋尚子さん=岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で2019年4月26日午後1時31分、沼田亮撮影

 2000年シドニー五輪陸上女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(46)が26日、岐阜市内で記者会見し、長年にわたり指導を受け、24日に80歳で亡くなった小出義雄さんへの思いを語った。「常に寄り添い、目標を具体的に出して育てていただいた。私の人生は監督なしでは語れない。感謝の気持ちでいっぱい」と振り返った。

 高橋さんは小出さんから課された過酷な練習をこなして五輪を制し、01年に当時の世界記録も樹立した。「当時は、この練習をやれば必ず求めるもの(目標)に連れて行ってくれると、監督を信じてやっていた」と思い起こした。最近になって当時の練習内容を見返し、闘病中の小出さんに「よくこんな練習をさせましたね」と話したら、小出さんは「むちゃだよな。お前は本当によく走ったよ」と褒めてくれたという。

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