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福岡県豊前市で毎年4月29日から5月1日に開催される神幸祭(じんこうさい)が今年は平成から令和への時代の変わり目をまたぐことになり、関係者は「後世に語り継がれるものとしたい」と準備に精を出す。大富(おおとみ)神社春季神幸祭「八屋(はちや)祇園」で、美しい山車(だし)が市中心部を巡る地元の春の大祭。地域が誇る祭りと改元とのまたとない巡り合わせに、地元が沸いている。
「今までにない『合戦』を披露する」。子供たちがおはやしの練習に汗を流す同市の八屋公民館の一角で、村上真一さん(49)と長男翼さん(18)が力を込めた。2人は「人形師」。精巧な数体の人形と背景で歴史的な戦場を再現する上町区の山車「山鉾(やまほこ)」制作の中心だ。約40年前、真一さんが地区の先達から教えを受け、今は真一さんから翼さんが受け継ぎつつある。
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