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ほくりく今昔

いよいよ新時代「令和」が始まる。移り変わった北陸の姿を「今」と、平成が始まった頃の「昔」の写真2枚で振り返る。

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平成から令和へ/1 はくたか 東京、ぐんと近くに /石川

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北陸新幹線の「はくたか」に使われている「E7・W7系」車両=富山駅で、古川宗撮影
北陸新幹線の「はくたか」に使われている「E7・W7系」車両=富山駅で、古川宗撮影

 現在、北陸地方と首都圏の移動手段といえば北陸新幹線が一般的だが、2015年の金沢延伸開業までは、北越急行(新潟県南魚沼市)などが運行していた特急「はくたか」と上越新幹線を乗り継ぐルートが主流だった。はくたかの名前は新幹線に引き継がれたが、往時をしのぶ声は今なお多い。

 はくたかは1997(平成9)年、北越急行ほくほく線(六日町-犀潟間)の開業と同時に、越後湯沢駅(新潟県)と、富山、金沢、福井駅などを結ぶ特急電車として運行を始めた。開業時に時速140キロ、2002年には在来線として日本最速の時速160キロで運転。富山-東京駅間の所要時間は最短で約3時間10分だったが、15年の北陸新幹線金沢延伸で役目を終えた。

 「夜行列車を使って6時間かかっていたのが、3時間台になったときは、東京って近かったんだなあと感動しましたよ」。富山県黒部市商工会議所の専務理事、島武夫さん(63)は特急はくたかの開業当時をしみじみと振り返る。商議所の職員として研修などで上京する時には利用していたといい、「高台を走る特急は車窓から見える景色も風情があった」と目を細める。

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