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平成遺産を歩く

/4 到津の森 動物と人間、喜びつなぐ 創意工夫で入園者30万人台キープ /福岡

 緑豊かな丘の上にゾウの展示場はあった。遠足の女子高生が園内で買った餌を差し出すとゾウは長い鼻を伸ばして上手に食べた。「鼻に触れた」などとはしゃぐ女子高校生たちの姿に飼育展示係長の西村武文さん(58)は「ゾウもえさをもらえて喜んでいるんですよ」と目を細めた。

 県内で唯一ゾウを見られる小倉北区の到津の森公園は小倉北、八幡東、戸畑の3区に接する県営中央公園(約90ヘクタール)の豊かな森の一角にある。広さは約10ヘクタール。ライオンやキリンなど約100種500頭・羽の動物たちが暮らす。

 園の前身は1932年に九州電気軌道(現西鉄)が開園した「到津遊園」。遊園地と動物園を備えた施設として市民に親しまれてきたが、レジャーの多様化などの影響で収支は悪化し、西鉄が98年4月に閉園を発表した。まもなく存続を求める署名運動が始まり、その数は26万人を超えた。同年9月には西鉄が北九州市に有償譲渡し現地で存続することに合意した。

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