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ルポルタージュ

事件はささやく ネパール人留学生は命を絶った

ラビン・ゲモスさんとジョギングした道に立つ友人のルケス・ゴサインさん=東京都福生市で2019年4月13日、渡部直樹撮影

 「お母さん、この人生はとても重たいです」。東京都福生市で5年前、フェイスブックにこんな書き込みを残した26歳のネパール人留学生が命を絶った。自室の壁には知人らからの借金を記したメモや保険料の納付書がピンで張られ、人間関係の悩みをつづったノートもあった。「間違いなく私が救えた命だったんです」。同郷の親友だったルケス・ゴサインさん(33)はそれ以来、ずっと彼のことを考えている。【金子淳】

 2014年5月、福生市の林の中でラビン・ゲモスさんの遺体が見つかった。昼間でも人通りが少なく、通行人が気づいたのは2日後だった。銀行口座には数万円しか残されていなかったが、部屋のメモには知人たちの名前を挙げて「借金は預金から返済してほしい」と書かれていた。自分が死んで仲間にかける迷惑を少しでも減らしたかったのだろう。

 2人は同じ民族でネパールの実家は徒歩15分の距離にある。ゴサインさんが大学卒業後、初級の日本語を教えていたネパールの日本語学校に通っていたのがゲモスさんだった。

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