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松尾貴史のちょっと違和感

侵犯 風刺の場に権力者とはおぞましい

=松尾貴史さん作

 統一地方選後半戦の投票日前日に、衆院大阪12区補選の応援演説で大阪に入った安倍晋三氏が、大阪名物である大衆喜劇の劇場に行って、飛び入りを装って「経済に詳しい友達」として舞台に呼び出され、大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議で貿易摩擦や地球温暖化への対策を「四角い仁鶴が丸く収めまっせ」という惹句(じゃっく)になぞらえてひとしきりしゃべったのだという。

 喜劇というものは、そもそも社会の形や権威を風刺して、庶民の留飲を下げるのが本道だろうと思っている。そんな場所に、もちろん抵抗されないことがわかっているからだろうけれども、ずかずか入り込んで、まるで「降臨してやっている」ような態度で浅薄なパフォーマンスを繰り広げるという、何ともおぞましく残念な光景だったろう。

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