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屋上遊園地閉園に 丸広百貨店川越店 耐震化工事で

51年の歴史に幕を引くことになった丸広百貨店川越店の「わんぱくランド」=埼玉県川越市新富町2で2019年4月24日16時26分、仲村隆撮影

 デパート屋上に観覧車がある遊園地として知られ、51年にわたって埼玉県川越市民に親しまれてきた丸広百貨店川越店(川越市)の「丸広百貨店わんぱくランド」が9月1日に閉鎖されることになった。運営するバンダイナムコアミューズメント(東京都港区)によると、観覧車が稼働する百貨店の屋上遊園地はここを含めて国内2カ所だけで、「昭和」の雰囲気を残すレトロな遊園地が姿を消す。

 閉園の理由は来年1月から同店の建物が耐震化工事に入るため。同店は営業を継続するが、バンダイナムコアミューズメントによると「工事で遊園地は遊具などを撤去する必要があり、再び古い施設を設置するのは困難」という。

 遊園地がオープンしたのは1968年10月。バンダイナムコアミューズメントの前身会社の一つである「中村製作所」が、屋上スペース敷地の1522平方メートルを使って開園した。当時は大手を中心に屋上遊園地を設置するデパートが多かったが、70年代に相次いだデパート火災などで、消防法における屋上利用の規制が強まり、全国で激減した。

 川越市民に親しまれてきた園内には、高さ11メートル、直径9メートルで4人乗りのゴンドラ8台が回る観覧車をはじめ、ミニモノレール、ミニSLなど子供たちに人気の遊具が並ぶ。現在も休日は多くの人でにぎわい、多い時には月に2万4000人が訪れるという。

 5歳の孫と一緒に来た市内の女性(70)は「今年40歳になる娘もよくここに連れてきました。親子孫と三代にわたってお世話になった遊園地が無くなるのはとても寂しい」と閉園を惜しむ。

 店内には開園当時からの写真を展示して遊園地のこれまでを振り返る「メモリアルホール」が設けられ、以前の姿を写した写真の提供も募っている。問い合わせは丸広百貨店わんぱくランド(049・224・2572)へ。【仲村隆】

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