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ほくりく今昔

いよいよ新時代「令和」が始まる。移り変わった北陸の姿を「今」と、平成が始まった頃の「昔」の写真2枚で振り返る。

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平成から令和へ/2 金沢駅 世界の客も住民も /石川

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鼓門の完成で、一気に様変わりした現在の金沢駅東口。お膝元でもある別院通り商店街の店主たちは、すし店や画廊、ゲストハウス経営などバラエティー豊かなメンバーだ=岩壁峻撮影
鼓門の完成で、一気に様変わりした現在の金沢駅東口。お膝元でもある別院通り商店街の店主たちは、すし店や画廊、ゲストハウス経営などバラエティー豊かなメンバーだ=岩壁峻撮影

 巨大なガラスのドームの出口に、高さ約14メートルの門が鎮座する。JR金沢駅東口の「鼓門(つづみもん)」。北陸新幹線から降り立った人々が歓声を上げて記念撮影する、金沢最初の名所だ。

 「ここは10年周期で街並みが変わっていますね」。金沢駅前別院通り商店街振興組合の酒井剛理事長(52)がつぶやいた。東口から徒歩5分ほどに立地する別院通り。創業約80年の「理容室さかい」の3代目は、辺りの風景のめまぐるしい変化を見詰めてきた。1986(昭和61)年の「金沢駅前第一ビル(ライブ1)」完成を皮切りに、96年の複合ビル「リファーレ」開業、2005年の鼓門整備と、平成の30年は、金沢駅東口を商業・観光都市の玄関たらしめる期間だった。

 今でこそ、別院通りに約40ある店舗の半分以上が居酒屋などの飲食店だが、以前は金物屋や書店など日用品を扱う店がほとんどだった。酒井理事長の父博さん(84)は「観光客からは『繁華街はどこですか』と聞かれたものです」と振り返る。別院通りから歓楽地・片町へ。昼と夜で人、モノの流れがすみ分けていた。

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