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情報公開法成立20年/1 開示制度なかった伊方訴訟 裁判通じ原発資料 官「独占」の扉開く

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伊方原発訴訟を振り返る原告弁護団の菅充行弁護士(左)と平松耕吉弁護士=大阪市北区で、青島顕撮影
伊方原発訴訟を振り返る原告弁護団の菅充行弁護士(左)と平松耕吉弁護士=大阪市北区で、青島顕撮影

 生活を守ったり、政治や行政をチェックしたりするために必要な公文書。この開示請求の権利を定めた情報公開法が成立したのは、今からわずか20年前の1999年5月のことだった。ではそれ以前の法律がなく、情報が官に独占されていることが当然とされていた時代の人々は、どうやって厚い扉を開けようとしていたのか。【青島顕】

 半世紀近く前。瀬戸内海や豊予海峡に面したミカン農業と漁業の町、愛媛県西部の伊方町が揺れていた。四国電力が原子力発電所の建設を始めたのだ。住民ら35人は73年、原発の設置許可取り消しを国に求めた訴訟を松山地裁に起こした。原発の安全性を初めて法廷で問うた訴訟だと言われる。

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