スペイン総選挙

社会労働党、第1党に 連立政権濃厚

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 【パリ賀有勇】スペインで28日、総選挙の投票が行われた。社会労働党(中道左派)が第1党の勢いだが、単独過半数には届かない見通しで、連立交渉となる可能性が高い。新興極右政党「ボックス」(VOX)も躍進する勢いを見せるなど分極化が進んでおり、争点の一つである北東部カタルーニャ自治州の独立問題に対する姿勢も連立交渉の駆け引きの材料となりそうだ。

 事前の世論調査結果によると、下院(350議席)の予想獲得議席は改選前84だった社会労働党が約130に、最大野党・国民党(中道右派)が134から約80となる見通し。スペインは2015年の総選挙で社会労働党と「国民党」(中道右派)の2大政党制が崩壊。4年間で3度目の総選挙となる今回選挙では、スペインを目指す移民の増加や国民党の幹部らによる汚職事件を背景に、反移民を訴えるVOXが国民党の支持者も取り込…

この記事は有料記事です。

残り261文字(全文632文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月