陛下と保守派「天皇像」に食い違い 政府は対応苦慮 30日退位

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天皇の役割を巡る論点
天皇の役割を巡る論点

 30日の天皇陛下の退位は、明治時代から「終身在位」を原則とした近代天皇制が変化することを意味する。退位が実現するまで、安倍政権の支持基盤の保守派が考える天皇像と、陛下が思い描き実践してきた「象徴」としての天皇像の食い違いが表面化し、政府は対応に苦慮した。今回は緊急避難的に一代限りの特例法で対応したが、これが先例となり、将来の退位の道を開く可能性がある。【高橋克哉、野間口陽】

 2016年8月の退位の意向がにじむ天皇陛下のビデオメッセージから、退位の実現まで2年9カ月。政権中枢で対応を担った菅義偉官房長官は今月24日の毎日新聞のインタビューで感慨深げにこう振り返った。「憲政史上初めてで、対応に悩んだ。長く感じたが、ようやくここまでたどり着いた」

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