高齢者事故「娘の死は殺人」 発生3年、母が制度改正訴え活動

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稲垣聖菜さんの遺影を見つめる母智恵美さん=さいたま市で2019年4月22日午後3時26分、中川友希撮影
稲垣聖菜さんの遺影を見つめる母智恵美さん=さいたま市で2019年4月22日午後3時26分、中川友希撮影

 東京・池袋で87歳の男性が運転する乗用車が母子をはねて死亡させる事故が起き、高齢ドライバーへの対応が議論を呼んでいる。さいたま市では2015年、アクセルとブレーキを踏み間違えた80歳男性が運転する車に15歳の女子高校生がはねられ、亡くなる事故があった。母親の稲垣智恵美さん(49)は「このままでは事故を防げない」と免許制度の改正を訴えている。【中川友希】

 「頑張り屋さんだった。生きていれば、いろいろな人に影響を与えられたと思う」。智恵美さんは長女聖菜さんの遺影を見てほほえんだ。高校ではダンス部に所属し、多くの友達に囲まれていた。中学時代は体育祭でクラス全員分のミサンガを手作りするなど、何事にも一生懸命だった。

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