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天皇陛下、最後のおことば「支えてくれた国民に心から感謝」 退位礼正殿の儀

「退位礼正殿の儀」でおことばを述べられる天皇陛下=皇居・宮殿「松の間」で2019年4月30日午後5時8分(代表撮影)

 皇居・宮殿で30日夕、憲政史上初となる「退位礼正殿の儀」が行われ、天皇陛下は「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」と述べられた。在位中最後のおことばとなった。退位を広く国民に明らかにするための国事行為の儀式で、皇后さまや皇太子ご夫妻ら皇族方、三権の長や閣僚ら計約300人が出席した。

 午後5時ごろ、宮殿「松の間」にモーニング姿の陛下とロングドレス姿の皇后さまが入室した。皇位の証しとされる三種の神器のうち、剣と璽(じ)(まが玉)、国事行為で使われる印章の御璽(ぎょじ)と国璽が侍従によって持ち込まれ、皇太子ご夫妻ら成年皇族が続いた。

 国民を代表し、安倍晋三首相が皇室典範特例法に基づく退位であることを表明し、約30年の在位に感謝の意を伝えた。陛下は「明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」と述べると、原稿から顔を上げて参列者を見渡した。

 おことばを述べ終わった陛下は剣や璽と共に退室。皇族方も退室し、儀式は10分ほどで終了した。

 政府は「天皇は国政に関する権能を有しない」とする憲法の規定を踏まえ、儀式内容を検討した。おことばに先だって首相があいさつすることで天皇の意思で退位する印象を与えないようにし、陛下は「譲位」との言葉を用いなかった。

 退位礼正殿の儀に先立ち、陛下は30日午前、皇居・宮中三殿を参拝し、退位を報告する儀式に臨んだ。

 陛下は1989年1月7日、昭和天皇の逝去に伴い即位し、在位期間は30年3カ月24日となる。【山田奈緒】

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