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皇室

新天皇陛下即位 多文化社会、包む柔らかさ=社会部皇室担当・大久保和夫

 古代の天皇は、高所に登り民の暮らしぶりを確かめる手立てにしていたとされる。「国見(くにみ)」という。定例的に国内を巡る天皇の旅は、現代の国見に当たるだろう。昭和から令和の天皇の3代で国見はひとつずつ増えていく。

 昭和天皇は、1946年からの「国民体育大会」、50年からの「全国植樹祭」に出席。敗戦後の国民の体力向上を目指し、燃料確保で乱伐された山野をよみがえらせる、いわば失われたものを取り戻す国民運動という側面があった。

 ハゼの研究者である上皇となった前の天皇陛下は「全国豊かな海づくり大会」に出席された。漁業資源の枯渇…

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